先週の日曜日は、私が深く関わっている3楽団の一つ「八千代管楽オーケストラ」の定期演奏会でした。
この楽団の演奏会の楽しみは、ウィーン留学時代を共に過ごした2人の友と一緒に指揮を分け合うことです。
最初の曲はモーツァルトのピアノ協奏曲第24番。
ウィーンで毎日のように語り合っていた佐久間龍也氏が編曲もピアノ独奏も行いました。
さらに同じくモーツァルトのピアノソナタ第10番の2楽章でアンコールに応えたのですからサービス満点でした。
指揮は留学当時ミュンヘンで学んでいた珠川秀夫氏です。
彼の師でもある大指揮者チェリビダッケ氏のコンサートを聴くために毎月のように佐久間と二人でミュンヘンまで旅をしていたことが昨日のように思い出されます。
2曲目は私がアレンジしたサン=サーンの「死の舞踏」です。
この曲はヴァイオリンのソロが中心になる曲ですが、そのソロの部分をサックス・トランペット・ホルン等に割り振り音色が変わるように工夫しました。
前半の最後はベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」の第1楽章です。
編曲は佐久間、指揮は珠川でした。
リハーサル時からどう編曲したのか興味津々でした。
編曲方法が違う点が多々あり、とても楽しめました。
後半の最初はスメタナのオペラ「売られた花嫁」からの3曲の抜粋でした。
編曲・指揮とも佐久間です。
私は序曲くらいしか馴染みがないので興味深く聴きましたが、スメタナらしい和声の響きに大変満足しました。
5曲目はドヴォルジャークの交響曲第7番の第2楽章。
再び佐久間の自作自演。
今回は大活躍です。
ドヴォルジャークの交響曲は、私も「新世界より」を全曲アレンジしましたので、興味深く聴かせてもらいました。
最後はブラームスの交響曲第1番第4楽章です。
今度は私の自作自演です。
ブラームスが10年を越える期間を費やし、満を持して発表した曲です。
原曲同様コントラファゴットも加え、大満足の編成で気持ちよく演奏できました。
アンコールはブラームスのハンガリー舞曲第6番でした。
いつも一緒にアレンジに参加している青山るりの編曲は今回これだけでしたが、来年6月の大分の演奏会のためにアレンジを依頼していますので、とても楽しみです。
さてふと気がついてみると、留学時代の仲間の二人の他、舞台上には大学時代の室内楽の仲間、青山るりも含め中学生や高校生の頃から指導していたメンバー、九州から私と共に千葉まで演奏に参加しに来たメンバー。
多くの仲間たちが集まっているではありませんか。
こんなにも長く一緒に音楽を共にできたことは大きな喜びです。
お近くの方はぜひお出でください。
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