来年5月、大分の定期演奏愛に向けてヤナーチェック作曲のオペラ「利口な女狐の物語」の編曲を手掛けています。
この曲は3幕で構成されるオペラの公演に出会ったことはありません。
ヤナーチェックの曲も「タラス・ブーリバ」か「シンフォニエッタ」とオペラの「イエヌーファ」くらいしかなじみがありません。
この2曲も魅力的で、以前「タラス・ブーリバ」のアレンジもしましたが、決して取り上げる作品が多いとは言えません。
「利口な女狐の物語」はチェコの指揮者ターリッヒの編曲が演奏会用として取り上げられています。最初はターリッヒと同じ1幕部分をアレンジする予定でしたが、2幕と3幕から1曲ずつ選曲し、30分強の4曲からなる組曲を作ろうと考えました。
現在1幕の終わりの部分に使われている2曲目にあたる部分のアレンジを継続中です。アレンジが出来上がった部分のコピーを持参して、少しずつ合奏部分を増やしています。 ヤナーチェックの曲は大変難しい組み合わせの部分があり、アレンジも大変ですが、音自体はあまり使われていない技法で、魅力的な音が多いと感じました。登場する動物たちの仕草、様子など個性が曲に溢れています。かなり気になる作曲家ではあったのですが、こんなに面白いとは思いませんでした。
変拍子や特殊な奏法も多く難しいとは思いますが、演奏会で取り上げてみませんか?
さて、今日はこれから、本番です。
八千代管楽オーケストラの定期演奏会です。無料ですのでお近くの方は、ぜひお越しください。
0コメント